英語の表現力
オーストラリアでは日本とは違って、大人のレッスンは基本的には
プライベートレッスンで行われていることが多いのですが、
プロワンでは大人のクラスもあります。
昨日は僕たちの隣のコートで行われていたのですが、
その時のコーチが言っていた言葉は、
「Great!」
「Beautiful!」
「Wonderful!」
「Fantastic!」
「Excellent!」
「Well done!」
「Good job!」
「Perfect!」
「Amazing!」
「Awesome!」
「Good shot!」
などなど…
聞いていただけでもこれだけの褒め言葉を使っていました。
これぞ英語の表現力!!
当然すべての言葉が日本語に訳すことができますが、
日本語ではなかなかこんなにたくさんの言葉を使って褒めることをしません。
英語の面白さを感じたと共に、
僕ももっと選手を褒めないとなぁ…
とちょっとだけ反省しました。
ところでみんなも
「How are you?」
と聞かれたら
「Fine」か「Good」でしか答えていなくないですか?
色々な表現で答えてくださいね。
Are you hungry?
マドリードオープンがフェデラーの優勝で幕を閉じました。
この結果によってフェデラーはランキングは2位となり、
この後に続くグランドスラムなどの結果によっては1位に返り咲くこともあるかと…
フェデラーファンの僕としては本当に楽しみになってきました。
ところで、
日本の選手はよくハングリー精神が足りないから勝てないと言われたりします。
そう言われる理由は「日本は豊かな国である」ということがあげられると思いますし、
僕も以前はそれも一理あるなぁと思っていました。
しかしテニスの世界で見てみると、
実はトップ選手の中でも裕福な家庭の選手がたくさんいます。
世界ではテニスは比較的裕福な家庭の子供が行うスポーツなのです。
それでも僕は彼らがハングリー精神を持っていると感じます。
では何に対してハングリーなのか?
自分の技術向上や勝利に対してハングリーなのです。
どんなに高い目標を達成したとしても、自分を高めることに終わりはありません。
もしかしたら日本の選手は自分を高めることにハングリーでは無い選手が
多いのかもしれないと感じてしまいます。
今でこそ少し陰りが見え、ここ数年は世界ランク1位の座を明け渡していますが、
テニス史上最強、最高のプレーヤーと言われているフェデラー。
彼はお金、名誉、地位もすでに十分すぎるほどあるはずです。
それでも彼はナンバー1に返り咲こうと努力をし続けています。
一言に「努力」と言ってしまえば、重みを感じないですが、
彼の年齢から考えれば10年以上もアスリートとしての生活を続けていることになります。
ということは、10年以上も激しいトレーニングをし続け、食事制限をし、
自分の楽しみを制限しながら生活していたことになります。
そのような苦しい生活を今でもできているということは
(本人は苦しいと思っていないかもしれませんが…)、
フェデラーは今でも自分を向上させることにハングリーなのです。
「ハングリー精神」
トップアスリートになるためには必要な条件の1つです。
僕も死ぬまで「ハングリー」でいたいです。
Change
僕のブログでは基本的には留学生達の様子や、
プロワン、オーストラリアの紹介をしていますが、
この10日ほどは思うことがあって、いつも僕が選手達に伝えていることを
ブログで紹介させていただきました。
もっともっと書きたいことはたくさんあるのですが、
これくらいにしていつものブログに戻したいと思います。
最後に1つだけ選手達、ご父兄の皆様に伝えたいことは、
僕は、人は他人を変えることはできないと思います。
変えることができるのは自分だけです。
僕ができることは、どのように変わったらいいのかを気づかせることだけです。
これからも少しでも選手達が気づいてくれるように全力でサポートしていきます。
選手達も今できることを全力で頑張ってください。
そうすればきっと夢は叶うはずです。
Observe
当たり前のことですが、
テニスとは相手と対戦する競技です。
しかしそれを忘れている選手が多くいます。
自分のしたいプレーをすることも大事ですが、
それが対戦相手に通用しないのであれば、
勝つ為には相手に通用するプレーを探さなければなりません。
この「探す」ということがポイントです。
今日の自分と相手の自分を冷静に分析し、どのような作戦で戦うことが
最も確率高くポイントを取ることができるかをなるべく具体的に決めて
プレーをすることが必要です。
例え自分の決めた作戦が通用しなくてもいいと思います。
通用しなければ、また違う作戦に変更すればいいだけのことです。
通用する作戦を探し続けることが大事です。
良くないことは、
何も具体的なアイディアがないままプレーをしてしまうことです。
このボールが入るようになったら勝てる。
自分のプレーがよくなったら勝てる。
というのは作戦ではありません。
自分自身を観察する(分析する)眼が必要であるとともに、
相手を観察する眼も必要です。
試合中に相手をよく見てください。
対戦相手は5−2でリードしているにもかかわらず、
勝ちびびりしているかもしれませんよ。
対戦相手はフォアハンドストロークに自信を無くしていて、
ゆっくり返すことしかできなくなっているかもしれませんよ。
完璧な選手はいません。
必ず勝つ為のヒントがどこかにあるはずです。
ITF遠征についてのお知らせ
次回のITF遠征は
6月3週目のニューカレドニア グレード5
6月4週目のフィジー グレード4
と決定いたしました。
日本から参加したいという選手がいましたら是非ご連絡ください。
また、
7月2、3週目にもオーストラリアQLDでグレード4があります。
こちらにもプロワンチームで参加をいたします。
どちらの大会もノーポイントの選手でも出場できる可能性が高い大会です。
これからITFに積極的に参加していきたい選手や、
ポイントを取りたい選手にとってはチャンスの大きい大会だと思いますので、
是非トライをしてみてください。
詳しい試合の内容はITFのホームページでご確認ください。
ニューカレドニアに関してはエントリーの締め切りも迫っています。
興味のある選手はお早めにお願いします。
Analyse
試合中に起こるミスには大きく分けると2つの種類があります。
「技術的なミス」
「判断ミス」
してもいいミスなんてありませんが、
あえて言うならば「技術的なミス」です。
しかし現実的にはある程度のレベルの選手になると
「技術的なミス」は少なくなり、
ほとんどの場合は「判断ミス」です。
相手のスーパーショットに対してカウンターを狙いミスする、
エンドラインの後ろから強打してネットミスする、
誰もいないコートへ強打してミスする…
これらのミスに対して
「自分の技術が高かったらカウンターや強打をミスしなかった。」
と考えてしまっていては恐らくいつまでたっても「判断ミス」は減らないでしょう。
確かに技術が高ければミスは減ります。
しかしいつもリスクの高いショットを選択しているにも関わらず
その選択が当たり前だと思っていることが問題です。
トッププロ選手の試合を見ているとスーパーショットの応酬があります。
しかし彼らは必ずリスクが高いショットだということを認識して打っています。
彼らはリスクが高くても打たなければならない場面だと認識しています。
自分のミスを正しく分析できることが、
ミスを減らす重要な要素です。
Happy Feet
「Happy Feet」というとペンギンが主人公の映画がありますが、
テニスで「Happy Feet」というと足を常に動かしていることを言います。
(オーストラリアだけかもしれませんが…)
ペンギンのペタペタと足を動かしている様子から来たのかもしれませんね。
インプレー時に常に足を動かしていることは当たり前ですので、
それについては書きませんが、
プレー中以外の時でも足を動かしている必要があるのかということです。
テニスはメンタルスポーツとよく言われます。
なぜなら試合では、プレーしている時間よりそれ以外の時間の方が長いからです。
ということは、プレー以外の時間をどのように過ごすかということに意識がない選手は
テニスが上手い選手にはなれても、試合に強い選手にはなれません。
ベンチに座っていても足だけは動かし続けている選手。
ポイントの前に必ずジャンプやステップを踏む選手など選手によって様々ですが、
それらの選手達は次のポイントに対して積極的な姿勢を感じます。
「積極的な姿勢を感じさせる」これが最も重要なことです。
テニスには対戦相手がいます。
対戦相手に「自分はまだまだ試合を諦めていない」という姿勢を見せることが
相手へのプレッシャーとなります。
ゆっくり歩いたり、下を向いたりしていては
例え自分の中では試合は全く諦めていなくても、相手はそう感じてしまいます。
疲れている時、苦しい時ほどより足を動かして
「自分はまだまだ大丈夫だ」と相手にアピールしなければなりません。
これらのことがメンタルの駆け引きです。
「Happy Feet」は積極的な姿勢の現れです。
ナダルを見てください。
彼はいつも足を動かして、いつも闘争心を全面に出してプレーしています。
Hard Hit
「Hard Hit」とは?
「強打」です。
「強打」とは?
攻撃的なショット、速いボール、低い弾道とイメージしていませんか?
では「ボールを強く打つ」と訳してみると、
すこしイメージが変わりませんか?
試合中では、
いつ「ボールを強く打つ」のか?
できる限りいつも
どこで「ボールを強く打つ」のか?
できる限りどこでも
この答えのポイントは「できる限り」です。
できる限りとは自分がオフバランスではなく、ボールをストライクゾーンで打てる時です。
攻撃的 or 守備的、コートの中 or 外…
そんなことは関係ありません。
というよりむしろ、
守備的なボールを打つ時の方がより積極的に「ボールを強く打つ」ことが必要です。
典型的な例がナダルです。
「できるものなら次のボールも攻撃してみろ!」
この気持ちで守備をするべきです。
Aggressive Defense (攻撃的守備)とCool Attack(冷静な攻撃)
その為にはいつも自分のストライクゾーンでボールを打つことができるようにする
フットワークと判断力が必要であることを見逃してはいけません。
Brick Wall
「Brick Wall」
直訳するとレンガの壁です。
テニスで「Brick wall」というとミスをしない堅いテニスをする選手のことを言います。
テニスはミスをしない選手が勝ちます。
これは消極的な意味ではなく、
相手のミスを待っても勝つことは難しいですが、
相手よりも先にミスをしては決して勝つことはできません。
では、どうしたらミスは減るのか?
それは集中力と忍耐力だと思います。
テニスは本当に地道なスポーツです。
逆転満塁ホームランはありません。
1ポイントづつ地道に得点を重ねる為には、地道なプレーが必要です。
いつも派手なショットを求めていては、いつも勝つことは難しいです。
ここから脱却できなければ安定してトーナメントを勝ち抜くことはできません。
攻撃的なプレーをしているトッププレーヤーも
必ず堅いディフェンス力を持っています。
「Brick wall」+「攻撃力」
これができれば素晴らしいプレーヤーになれますね。
「Have to」 or 「Want to」
「You can lead a horse to water, but you can’t make it drink.」
(馬を水場まで連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。)
最高のテニスクラブで最高のコーチが指導すれば
すべての選手がトッププレーヤーになれるのか…
留学すれば勝手に英語が話せるようになるのか…
答えは言うまでもありません。
限られた時間と機会をどのように使うかは自分次第。
常に現状に満足をしないことが必要です。
脳の働きの本質は「自発性」だということです。
与えられたことをやるだけではなく、自分から行動する。
「Have to」ではなく「Want to」にすることです。


